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国土交通省信濃川河川事務所

長岡に河川防災ステーション

2021/03/23 新潟建設新聞


 北陸地方整備局は19日、2020年度河川防災ステーション整備計画に長岡地区河川防災ステーションが登録されたことを公表した。信濃川河川事務所の北側の隣接地に拠点となる水防センターを整備する。太田川沿いの左近町地先でヘリポート整備や緊急復旧用の資材備蓄など機能を分け、2カ所で一つのステーションとなる。新年度予算に事業費が盛り込まれる見通しだ。

 信濃地先に水防センターのほか、活動ヤード、木流し植林、資材置き場、災害対策車両庫を設置する。

 左近町地先では長岡市が既に盛土を造成。同ステーション整備のきっかけになった19年度の台風(令和元年度東日本台風)被害を受け、太田川河川を掘削し堤防を復旧。盛土した場所へ水防活動ヤード、災害対策車両庫のほか、洪水時の緊急復旧用資材(根固めブロックなど)を備蓄する。

 河川部河川計画課の後藤健課長は「東日本台風で被災した際は、洪水により信濃川に架かるフェニックス大橋の橋桁下まで増水した。ステーションの整備箇所は長岡の市街地を背にする場所。地域水防の第1線として整備に取り組む。」と今後の展望を話した。

 現在、新潟県内には整備中の天野地区ステーションも含め5つの河川防災ステーションがあり、6番目の水防拠点となる。

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