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千葉県君津市

周南公民館など3館建て替え/君津市が公民館等個別施設計画/概算事業費に約40億円

2021/04/21 日刊建設タイムズ

 君津市教育委員会は「君津市公民館等個別施設計画」をまとめた。公民館、交流センターなど17館を対象とし、劣化診断調査によって得られた施設の状態や利用状況等を踏まえて方向性を示した。老朽化している周南公民館、小糸公民館、小櫃公民館は建て替え、清和公民館は複合化、生涯学習交流センター(君津中央公民館)、八重原公民館および上総地域交流センター(上総公民館)は改修を検討する。概算事業費は全体で約40億円を見込む。

 同計画では、君津市公共施設等総合管理計画に基づき、施設ごとの具体的な対応方針を定めた。

 計画期間を計画策定から2046年度まで。

 対象は▽公民館6館(八重原公民館、周西公民館、周南公民館、小糸公民館、清和公民館、小櫃公民館)▽交流センター2館(生涯学習交流センター、上総地域交流センター)▽分館3館(君津中央公民館貞元分館、上総公民館松丘分館、上総公民館亀山分館)▽下町集会所1館▽図書分室5館――の17館とした。

 公民館等の老朽化の実態を把握するため、劣化診断調査を実施し、施設の方向性を示した。

 公民館のうち、周南公民館、小糸公民館、清和公民館、小櫃公民館は効率的な更新を検討することとし、清和公民館は複合化、周南公民館、小糸公民館、小櫃公民館は建て替えを実施する方針とした。

 また、生涯学習交流センター(君津中央公民館)、八重原公民館、周西公民館、上総地域交流センター(上総公民館)は長寿命化を図り、法定耐用年数(RC造50年)を超えて延伸させるため、必要な改修を実施する。

 一方、貞元分館は、今後の老朽化の進行に伴い使用終了を検討。下町集会所は地域等への譲渡などを視野に検討する。

 事業化にあたっては、期間を第1期(30年度まで)、第2期(38年度まで)、第3期(46年度まで)に区分。第1期で公民館3館(周南、小糸、小櫃)の建て替え、生涯学習交流センター2館(君津中央公民館、上総公民館)、八重原公民館、周西公民館の改修、清和公民館の複合化、下町集会所の譲渡を予定。第2期では八重原公民館、第3期では周西公民館の改修を予定している。

 事業費は1期34億6466万円、2期2億2507万5000円、3期2億8413万3000円の総額39億7386万8000円を見込む。

老朽化する周南公民館

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