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群馬県前橋市

前橋市の泉橋通線1期工区が完了へ

2021/04/21 群馬建設新聞


前橋市の00-065号線(通称・泉橋通線)拡幅改良事業は2021年度、橋前後のすり付け工と舗装工を発注する。両工事を一括して、条件付き一般競争入札で公告する見通し。夏季の着工を掲げており、6月までに公告するもよう。21年度の施工で1期工区が完了となり、22年度にも2期工区をスタートする。

同線は上泉町の桂萱中学校周辺から、主要地方道前橋大間々桐生線や泉橋、主要地方道前橋西久保線を経て五代町へ向かる路線。事業区間を2分割しており、同中学校から泉橋までの650mが1期工区、同橋から前橋西久保線周辺までの270mが2期工区に位置付けられている。

工事は現況幅員6mを12・5~15・5mへ広げ、西側に2・5mの歩道を設ける。併せて、歩車道境界ブロックと一体型の側溝を設置する。

現在は1期工区の泉橋で拡幅工事が進められている。繰り越し工事で夏頃の完了を予定。速やかに21年度発注の補完工事に移行する考え。補完工事では、一部で残る表層工約200mや、橋梁前後の歩道および側溝の整備を実施する。当初予算には事業費4132万3000円を確保しており、おおむね同工事へ充てられる。

2期工区は20年度に建物調査に着手、用地買収にも取り組んでいる。22年度に初弾工の発注を予定。用地買収の状況にもよるが、1期工区の終点から北に向かって拡幅工事を進めていくことになりそう。

前橋西久保線との交差点部には右折レーン設置が盛り込まれている。前橋西久保線も改良し、右折レーン設置を行う方針となっている。主要地方道も併せて市が担当するもよう。

道路の設計は1期と2期を一括してオウギ工設(前橋市)が担当。2期工区の全体事業費は用地買収費を含めて約4億円が見込まれている。

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