県企業局団地課は、新規産業団地として玉村町内に整備を計画している高崎玉村スマートＩＣ北地区について、年度内の造成工事発注を見込んで準備を進めている。測量・調査・設計をオウギ工設（前橋市）が２０２２年３月25日の履行期限で進めており、調査設計がまとまり次第、工事発注を行いたい考え。発注方法は検討中で、複数工区に分割することも検討している。

対象となるのは、玉村町の上新田や板井の各一部。関越自動車道高崎玉村スマートＩＣの北側で滝川に沿った約19・６ha。分譲面積は15・４haとなっている。

これまでに用地買収はおおむね完了している。21年度は用地買収を終わらせ、整備工事に着手する。22年度まで進め、23年度の分譲開始を目指している。当初予算には、用地買収なども含めた事業費３億７０００万円を計上。また、22年度の債務負担として高崎玉村スマートＩＣ北地区工業団地造成工事10億７３００万円を設定している。

整備内容は15・４haをＡからＧ地区までの７地区に分割するほか、調整池１・２ha、公園２カ所０・７haを整備する。また、区画内道路としては幅員12ｍ、延長８００ｍをメインに、幅員９・５ｍの道路を１１３０ｍ新設する。詳細については現在進めている設計の中で詰める。