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群馬県桐生市

桐生市は黒保根義務教育学校改修

2021/07/22 群馬建設新聞

桐生市は黒保根義務教育学校の設置に向けて、黒保根小学校(水沼400)の校舎改修工事および職員室の増築工事を計画している。改修工事は、建築・電気・機械の3分離で発注することを固めた。建築は校舎改修と職員室増築でそれぞれ1件ずつ。電気と機械については、改修と増築を合わせての発注となる。工事4件の発注方法はいずれも一般競争入札となりそう。現在は成果品をもとに最終的な整備方針をまとめている段階で、工事発注時期は8月中が見込まれる。

義務教育学校設置事業は黒保根小学校と黒保根中学校(水沼342-7)の統合によるもので、施設一体型とし、黒保根小の校舎を活用する。改修工事は体育館とプールは行わず、校舎のみが対象となる。

工事では教材室などを対象に普通教室へ改修するほか、特別教室への空調機器の設置、中学生仕様教室への改修などを行う予定。

改修する黒保根小校舎はRC造3階建て、延べ床面積2994㎡規模。1971年に竣工し、2005年度に群馬県建築設計センター(前橋市)が耐震補強設計業務を手掛けた。07年度には佐田建設(前橋市)が耐震補強および各所改修工事を実施している。

職員室の増築工事は現段階で床面積120㎡程度を想定、構造はS造平屋が見込まれている。

職員室の増築設計は、さくら設計(桐生市)が6月末の履行期限で手掛けた。

工事は21年度単年で進める予定となっており、22年4月の開校を目指している。

当初予算で黒保根小学校施設改修工事費として、工事費1億9434万8000円を計上している。

分割して工事発注する場合、同市の議会案件となる、契約額1億5000万円は超えることはなさそう。

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