北陸地方整備局は13日、2021年度の安全管理優良受注者表彰式を挙行し、20年度完成工事受注者の中から安全管理が特に優秀で他の模範となる18社を表彰した。県内からは9社が栄誉に輝いている。
北陸地整の岡村次郎局長は「社内の安全管理体制、現場における日々の安全活動、安全教育の充実など安全管理、労働災害防止への取り組みが特に優秀であり、他の模範となるもの」と受賞者の功績をたたえ、「これから秋が深まるにつれて、日暮れも早くなる。その先は、冬の厳しい気象条件での施工になる。引き続き建設労働災害防止に向けての協力を賜りますようお願い申し上げる」とさらなる活躍に期待を寄せた。
また受賞者を代表して砺波工業の上田信和社長は「建設業に携わるものとして国民の生活環境を快適かつ豊かにするとともに経済活動の効率向上に寄与し、さらには地域の安全・安心の担い手として、今後とも誠心誠意、努力、まい進していく。その中で事故を根絶して、働き方改革を念頭にした安全・安心な現場の運営など、今回の受賞を励みとし、より一層安全管理活動の推進に精励してまいりたい」と決意を述べた。
安全管理優良受注者表彰は9月第4週の「労働災害防止週間」に合わせて、受注者による自主的な安全衛生管理体制と現場での安全対策の取り組みが、特に優良で他の模範となる受注者を表彰することで、工事関係者の安全に対する意識向上を図っている。
本年度は20年度に完成した873件の工事受注者348社の中から選定された。受賞者は北陸地整発注工事の総合評価落札方式の評価項目として活用される。
なお本年度の表彰式は新型コロナウイルス感染症防止のためウェブ形式で開かれた。
【写真=ウェブ形式での表彰式】