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県南地域のスポーツ施設まとめ/土浦新治運動公園で人工芝化/稲敷市民プールは構想

2021/10/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 第2回は県南地域の運動施設の整備事業をまとめた。土浦市では2022年度、新治運動公園の多目的グラウンドの人工芝化と駐車場増設に取り掛かる。石岡市の海洋センターでは来年度早期に体育館改修工事を発注する。稲敷市では屋内市民プールを構想しているほか、来年度に東中学校第一体育館の大規模改修を予定する。かすみがうら市の下稲吉中学校では、2棟目の体育館を来年度から2カ年掛けて施工する。

【土浦市】

 ◆新治運動公園の多目的グラウンド人工芝化と駐車場増設=工事は22年度に発注し、23年4月の供用を予定。実施設計は、人工芝化が㈱協和コンサルタンツ(渋谷区)で、駐車場整備が常陽測量設計㈱(土浦市)。

 現在の多目的グラウンドは1万8000㎡で土。地元のサッカー団体から要望を受け、人工芝化する。駐車場は西側の調整池を活用して90台分ほど増設する。

【石岡市】

 ◆海洋センター改修事業=22年度の早期に、体育館(1986年築、RC造2階建て、延べ1716㎡)の改修工事を一般競争入札で、プール(86年築、膜構造平屋、1548㎡、ステンレス製、25m×6コース)の大規模改修に向けての実施設計を指名競争入札で発注する。プールの工事は2023年度早期に発注する計画。

 体育館ではトイレ洋式化や段差解消に取り掛かる。プールについては函体をFRP製に変更するほか、給排水設備の更新を行う。

【稲敷市】

 ◆屋内型市民プール=候補地は柴崎7427―1ほかで、新利根庁舎の跡地。RC造一部S造平屋、1544・460㎡。プール槽はFRP製で、一般が25m6コース、幼児用が10m×5m。ジムやスタジオの設置も視野に入れている。概算事業費9億5260万円。

 つくば建築設計事務所㈱(龍ケ崎市)が策定した基本構想では、学校用屋内プールとしての機能をメインに、市民が楽しく集える健康増進施設として整備するとしている。

 ◆東中学校第一体育館大規模改修=22年度に工事を発注する。東中の第一体育館は1986年築、S造平屋、1596㎡。老朽化に伴い、内壁やトイレの改修に取り掛かる。設計者は㈱マルハウス(牛久市)。

【かすみがうら市】

 ◆体育センター利活用=体育センター(85年築、RC+S造平屋、1495・34㎡)と隣接する旧保健センター(87年築、RC造平屋、694㎡)を一体的に活用し、利便性向上を図る。現在は㈲大野建築設計事務所(土浦市)が、2施設の改修に向けて調査に取り掛かっている。

 ◆下稲吉中学校屋内運動場整備=現在の学校敷地や体育館などが手狭となっていることから、避難所機能も備えた屋内運動場(RC造一部S造2階建て、延べ2443・05㎡、武道場併設〔550・52㎡〕)を新設する。

 工事については2022~23年度の2カ年で行い、24年度の供用開始を目指している。設計は㈱須藤隆建築設計事務所(土浦市)が、来年1月末の期限で策定中。

【利根町】

 ◆布川小学校体育館大規模改造=文小、布川小、文間小が統合することに伴い、統合先となる布川小で体育館の屋根、外壁、内装などを施工する。22年度に工事を発注し、23年4月の供用開始を予定。設計者は㈱岡野建築設計事務所(つくば市)。

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