茨城県鉄筋業協同組合 青年部長インタビュー/益子 司氏/ひと
■就任の抱負
現在の青年部は、現場で活躍する職長が多く在籍しており、若い世代がどのようにすれば仕事を効率よく進められるか、生産性を高められるかを、実際の現場目線で考えていける体制だと感じています。また、働きやすい環境づくりを進めることで、若い入職者が自然と増えていくのではないかと期待しています。そうした取り組みを通じて、業界の魅力向上にも積極的に努めていきたいと考えています。
■活動内容
直近の活動として、元請け会社様からのご依頼を受け、躯体工事における鉄筋の納まりや、施工管理上の注意点などをテーマとした講習会を開催いたしました。
鉄筋に関する専門性を活かし、実務に役立つ知識を、分かりやすく・楽しく学んでいただけるよう工夫を凝らした講義をこれからも行っていきたいです。こうした取り組みを通じて、現場での業務効率化や生産性向上に少しでも貢献できればと考えております。
また、相互の理解と連携を深めるため、設計事務所様・元請け会社様・鉄筋施工業者などとの意見交換会も実施できればと考えております。さらに、定例会などを通じて親会との情報共有や意見交換も行い、積極的に連携を図っていく方針です。そのほかにも、技能祭や出前講座への参加を通じて、鉄筋に関する知識や魅力の発信・周知活動にも力を入れてまいります。
■人材不足について
現在、建設業界全体として人材不足が深刻な課題となっており、今後10年で業界の就業者が約4割減少するという予測もあります。
そうした中、外国人技能者の育成にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。実際に、弊社に所属していた特定技能生が国土交通大臣表彰を受けたという経験もあり、そのノウハウを活かしながら、鉄筋業組合に所属する外国人技能者にも役立つ教育ツールの製作などを通じて、生産性向上と人材育成を進めてまいります。
しかしながら、外国人材に頼るだけではなく、日本人の若手技能者の育成にも引き続き注力し、双方が現場で力を発揮できる環境づくりを目指します。
外国人の受け入れについても、現場の体制や教育環境を踏まえ、無理のない範囲で適切に進めていくことが重要だと考えています。
■青年部だからできること・目標
青年部には、現場の第一線で活躍しているメンバーが多く在籍しており、鉄筋業の魅力をどのように伝えていくかを、現場目線で考えられる貴重な存在だと感じています。また、青年部のメンバーは、将来的に親会の中心を担っていくことが期待されています。だからこそ、青年部のうちから知識や経験を積み重ね、業界全体を牽引していける人材へと育っていけるよう、互いに学び合い、支え合いながら成長していければと考えています。
■プロフィール
1984年1月20日生まれの41歳。益子鉄筋工業専務。休日はお子さんと一緒にボルダリングやテニス、水泳などスポーツに勤しむ。















