太田土木事務所には2006年度から08年度までの3年間在籍。今回で2度目となり、所長という立場で、大きな責任感を感じていると話す。事務所内では、「コミュニケーションが活発で、風通しの良い明るい職場になるように努めたい。また、太田地域の安全・安心の確保と利便性の向上、地域活性化という目標に向かって、職員全員で力を合わせて、取り組んでいきたい」と意気込んでいる。
若手職員へは「失敗を恐れずチャレンジ精神を持って積極的に取り組み、広い視野と柔軟な思考を身につけてもらうことを期待したい。そのためにも事務所全体で若手職員の成長のための環境作りに努めたい」と話す。
事業を進めるにあたっての基本的な考え方は、県土整備プランに基づいて、計画的かつ着実に事業を行っていくことだという。今後の展望については「引き続き、大川や八瀬川等の河川改修や石田川流域調節池の整備、及び前橋館林線等の電線共同溝など、防災・減災対策を推進していく。また、物流の効率化や地域間連携強化のための太田大間々線バイパスや桐生伊勢崎線拡幅などの道路整備も進めていきたい。さらに、安全で円滑な交通を確保するため、歩道整備や交差点改良事業にも力を入れたい」と語る。
いろいろな思い出の中で、忙しかった思い出として、初めての異動先となった河川課でのことを思い出すと話す。「当時は河川改修実施箇所も多く、交付申請や全体計画のための建設本省協議やリゾート開発などの河川占用の技術審査が大変で、先輩上司に指導していただきながら何とかやっていたが、とても勉強になった」と当時を振り返る。
建設業界へは「地域の守り手として、安全・安心の確保や社会経済活動の維持のために欠かすことのできない存在。引き続き、県との良きパートナーとして一緒にやっていきたいとともに、建設業界が元気でいられる事業量の確保にも努めたい」と語る。
趣味や休日の過ごし方は、家庭菜園や魚釣り、テニス、サイクリングなど。中でもサイクリングはいつか、広島県と愛媛県を結ぶ「しまなみ海道」を走ってみたいと話し、釣りでは新潟県の銀山湖で50㎝級のサクラマスやイワナを釣ることをひとつの目標として掲げている。