県安曇野建設事務所は地域高規格道路松本糸魚川連絡道路の安曇野市新設区間「安曇野道路」に建設する延長304ｍの橋梁などの詳細設計業務を５月下旬にも公告する。25日の県建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格を決めた。入札方式は総合評価落札方式（技術者実績等簡易型）。同種業務要件で高速道会社発注の橋梁予備設計または橋梁詳細設計（100ｍ以上、新設または拡幅）の実績を求める。発注規模は税込み予定価格3000万円以上。

　参加基本要件は建設コンサルタント（鋼構造及びコンクリート）、所属技術者３人以上。地域要件は設けない。技術者要件で管理技術者と照査技術者（兼務不可）にそれぞれ技術士建設部門（鋼構造及びコンクリート）の配置を求める。

　業務概要は連絡等施設詳細設計①橋梁詳細設計Ｌ304ｍ×Ｗ７（14.5）ｍ、上部工：鋼４径間連続細幅箱桁橋Ｌ205ｍ、鋼２径間連続箱桁橋Ｌ99ｍ、下部工：逆Ｔ式橋台２基、張出式橋脚５基、基礎工：杭基礎７基／②函渠詳細設計４基、補強土壁詳細設計一式。

　開札予定時期は６月中旬で、履行期間は約540日（債務負担行為設定済）。業務名は「令和６年度国補道路改築（地域連携）事業に伴う設計業務」（(主)大町明科センター、安曇野市安曇野道路(17)）。

　年間発注計画によると、本件以外に安曇野道路関連の設計業務を５～６月にかけて４件公告予定。ただし、整備課は「現時点では、公告時期はいずれも６月以降になりそう」との見通しを示した。

　各案件の業務概要は◆安曇野道路(18)＝橋梁詳細設計Ｌ640ｍ（鋼７径間連続箱桁橋）◆安曇野道路(19)＝道路・ダイヤモンドIC詳細設計◆安曇野道路(20)＝橋梁詳細設計Ｌ301ｍ（PC７径間連結ポストテンションバルブＴ桁橋）◆安曇野道路(21)＝橋梁詳細設計Ｌ445ｍ（鋼７径間連続箱桁橋）。発注規模はいずれも3000万円以上が見込まれる。

　なお、10月にはダイヤモンドIC詳細設計２件、11月には地質調査１件の公告も予定されている。