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栃木県宇都宮市

宇都宮市、北西部体育施設、DBプロポ5月以降に、24年度は事業認定、用地取得着手へ

2024/05/01 栃木建設新聞

 宇都宮市は、北西部地域体育施設整備(新里町)の実施設計施工一括発注公募型プロポーザルを5月以降に公告する。併せて県へ事業認定の申請準備を進め、用地取得に着手する方針。実施設計・工事期間は2025年度から27年度の3カ年。設計中に造成工事を行うなどデザインビルドのメリットを生かし、27年度内の供用開始を目指す。当初予算に24~27年度の継続費47億3819万5000円を設定。基本設計は環境デザイン研究所が担当した。

 継続費の年割額は24年度が0円、25年度3億8379万4000円、26年度30億7035万円、27年度12億8405万1000円。計画当初の概算整備費は約35億円。資材高騰やZEB化の脱炭素の取り組みを盛り込んだことなどから大幅に増加した。

 建設地は国道293号を挟んだ道の駅うつのみやろまんちっく村西側、JAうつのみや北部支所北側の市街化調整区域。敷地面積は約3万3400平方m。容積率200%、建ぺい率60%。

 体育館はRC造2階建て約5000平方mを想定。アリーナはバスケット2面、バレー3面、バトミントン10面分で県予選や市大会が開催できる広さ。ダンス、ヨガ、武道などの多目的室とトレーニング室も設ける。ユニバーサルデザインを基本に誰もが快適に利用できる多目的トイレや空調設備を設置する。

 運動場は一部フットサルコート兼用のテニスコート6面分。特徴的なのはBMXレースダート広場の設置。国内大会なども開催できる複数コーナーを有するコースでキックバイクでの一部利用も想定。新たなサイクルスポーツの場を提供する。

 駐車場は日常利用やアクセス手段を踏まえ200台分。敷地内の通路を生かし周回のランニング・ウォーキングコースも整備する。

 整備テーマは「人が集い スポーツに親しみ 交流する」~自然とつながるスポーツスクエア~。市が目指すスーパースマートシティ実現へ原動力となる人づくりを一層推進していく。

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