全国道路標識・標示業埼玉県協会(中村幸満会長)は19日、第13回通常総会を、さいたま市内のTHE MARK GRAND HOTELで開き、本年度の事業計画を決めた。総会終了後には、牧原秀樹衆議院議員をはじめ多くの来賓や賛助会員も出席して、懇親会が開かれた。
参加者を前に中村会長は、勉強会や講習会、意見交換会などを行った前年度の事業計画を報告。その中で「子どもを守ろうプロジェクトの一環で、埼玉県警察本部と合同で、ゾーン30の普及を目的とした啓蒙活動としてクリアファイルを1万枚強作成して贈呈するなどの、交通事故防止活動により、交通部長から感謝状を本日いただいた」と報告。続けて「われわれ協会は、スローガンとして『交通の安全を通して社会に貢献する』という理念のもと活動している。県民の安全と道路交通の円滑化を確保するために、路面標示、防護柵といった交通安全施設のより良い補修のサイクルを構築するために、資格制度を活用しながら活動していきたい」と決意を新たにした。
続いて、来賓から多くの祝辞が贈られた。その中で、県土整備部の吉澤隆部長は、本年度の公共事業予算について説明。その中で「県土整備部の交通安全施設整備費は11億9000万円を確保し、対前年度比で8%増加した」と報告。続けて「安全安心の道路環境づくりには道路標識や路面標示が重要な役割を担っている。われわれも道路利用者の視点で対策を進めていくので引き続き協力を」と呼び掛けた。
承認された本年度の事業計画によると、県施策に対する要望活動や広報活動を行うとともに、県と締結している防災協定に関する活動や各種勉強会などを実施し、各委員会活動を活発に行っていくとしている。
写真=県警交通部長からの感謝状が披露された