建設業振興基金は、公募を行ったCCUS現場ステッカーのデザイン14点が決まった。5月中旬からデザインデータのダウンロードができるようになる。ステッカーはCCUSを運用している建設現場の入場口や囲いなどに貼り付け、CCUSの建設現場であることを入場する技能者・関係者に明示するとともに、一般に広く知ってもらうねらい。

　デザイン公募の応募数は中学生以上の一般部門142点、高校生部門35点、こども部門4点。一次選定で一般部門29作品、高校生部門20作品に絞り込み、ウェブによる一般投票で一般、高校生部門の上位5点を選定した。こども部門も5点を選考する予定だったが、応募が4点だったため、全作品採用となった。

　一般部門の嵩原務仁氏は「日本を支える建設業の益々の発展と働く方々への感謝を込めてレベルアップの色も添えつつ作った」とコメント。高校生部門の西山ケン氏は「CCUSを知ってもらうために、自分でCCUSについて調べて作成しました。色や文字の大きさ、イラストを手描きで描いたり、こだわりました」と話している。

　ステッカーの入手方法は近日中に公表される見通し。気に入ったデータをダウンロード。A4サイズなどで印刷、パウチなどして入場口に貼って使用できる。

　また、振興基金ではステッカーのサンプルが必要との考えから一定部数の印刷を行う。5月22日から幕張メッセ（千葉県）で行われる建設・測量生産性向上展の出展ブースでも来場者へのノベルティとして配布する考え。また、各地で行うCCUSの説明会でも配布する考えがある。