新たに厚生労働省新潟労働局長に就任した千葉茂雄局長は、４月30日に開かれた会見で、「人口減少を背景とした人手不足の問題や賃金引き上げの実現などの課題がある。課題に対して丁寧に対応していきたい」と抱負を語った。具体的には、「賃金を引き上げるなどの経済基盤の強化、働く環境で長時間労働の削減、休暇の取得など環境を整備する取り組みを進める。労働災害についても、撲滅、再発防止にしっかり取り組みたい」とした。

　千葉局長は、１９６４年７月生まれ、東京都出身。89年に旧・労働省入省。労働基準局での勤務が長く、労働基準局労災管理課主任中央労災補償監察官、労災保険業務課長などを歴任し、３月31日から現職。新潟での勤務は初めて。