県峡南建設事務所身延支所は、（主）富士川身延線道路工事を進める。工事は総合評価方式の一般競争入札を執行して発注する。入札公告は今月初旬に行う。

　身延町角打地内を通る同線において、歩道の延伸工事を進めるもの。

　歩道の設置場所は、中部横断自動車道の身延山ＩＣ入口交差点からＪＲ身延駅方面に進み、左カーブにさしかかる手前にある横断歩道までの片側に新設する。延伸はＬ約１５０ｍ。

　現状の歩道は、同線をＪＲ身延駅側から南部町方面に進むと、上り坂の中腹に備わる横断歩道まで片側に歩道が整備されている。身延山ＩＣ入口交差点まで進むには、横断歩道を渡って対向車線の脇に備わる歩道を使う必要があった。このルートは樹木によって周囲も暗くなり、落ち葉も多いため天候によっては路面も滑りやすい状況になるという。

　横断歩道がある付近は、坂やカーブがあることから歩行者の安全性を考慮し、既存の歩道を延伸して整備する方向とした。

　工事では、歩道とする現場の路肩が広いことから側溝をふせ替えて縁石をならべて舗装し、歩車分離型の歩道を整備する。

　設計業務については秀建コンサルタント（中央市）が担当し、成果品は納品済みとなっている。

　工期には約５カ月間を見込んでおり、早期に完了させたいとしている。