記事

事業者
山梨県笛吹市

年明けにも基本設計 石和清流館の大規模改修

2024/12/26 山梨建設新聞

 笛吹市は笛吹市石和清流館の大規模改修に向け基本設計に着手する。老朽化が進む設備を更新するほか、猛暑対策などとして新たに空調を整備する予定。年明けにも業務委託し、2025年度に掛けて工事概要をまとめる。12月補正予算に経費として880万円(うち616万円は25年度債務負担)を計上した。

 石和中学校西側にある清流公園内の施設。柔剣道場や弓道場、相撲場を備えた武道館で、1992年の建設から32年が経過している。RC造2階建てで延べ床面積は2563㎡。195台分の駐車場を備える。1階にある剣道場と柔道場はそれぞれ550㎡。弓道場は1階に遠的用、2階に近的用の設備がある。

 市によると、近年柔剣道場の床などの傷みが目立つようになり、トイレなどの設備も老朽化が進むという。また昨今の猛暑を受け地元から空調整備の要望が出ており、11月の会見で山下政樹市長は「キンキンに冷やすものでもないだろうから、暑さをしのげるような電気エアコンを設置したい」と話した。

 市は基本設計を25年2~7月に掛けて作成する予定。年明けにも入札が告示されるとみられる。実施設計は同10月~26年3月、工事は同6月~27年10月を計画している。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら