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長野県施設課

飯田創造館除却を来月上旬/実績基準は3階1500㎡以上

2025/03/19 長野建設新聞

 県施設課は、2024年度末で閉館する「飯田創造館」(飯田市小伝馬町)の除却工事を4月上旬にも公告する。入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)で、入札参加基本要件は解体844点以上、県内本店。同種工事の要件で「RC造(SRC造を含む)で3階建て以上、かつ延べ1500㎡以上の建築物の解体工事の実績」を求める。発注規模は税込み予定価格1億6000万円以上5億円未満。

 施設は1979年に竣工(増築棟は2000年竣工)。県が設置した最も歴史ある県立文化施設だが、老朽化などにより本年度限りで閉館する。25年度中に除却工事を完了させ、跡地を含む風越公園の敷地全体を飯田市へ移管する。25年度当初予算には事業費5億2110万3000円を計上している。

 工事内容は本館棟(RC造4階建て、2411㎡)、陶芸棟(RC造平屋建て、56㎡)、木工芸棟(S造平屋建て、43㎡)ほかの除却工事。除却にかかる設計業務は藤本建築設計事務所(飯田市)が担当。

 技術者要件で、主任(監理)技術者として解体工事施工技士または登録解体基幹技能者かつ1級建築施工管理技士または1級土木施工管理技士の配置を、また元請において特別管理産業廃棄物管理責任者の配置を求める。

 なお、創造館利用者の活動継続場所として南信州広域連合が旧産業センターおよび隣接施設を改修し設置する「文化芸術活動支援センター」は、5月1日から利用を開始する。

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