駒ヶ根市は美須津保育園(赤穂11964-1)と赤穂南幼稚園(赤穂8863)を統合した新保育園建設事業の設計業務について、5月下旬にも事業者選定の手続きを開始する。選定方法は検討中だが、公募型プロポーザル方式が濃厚だ。予算額は基本設計・実施設計費合わせて2950万円。
同事業は公立幼稚園・保育所の適正配置に向けた初弾の取り組み。統合園舎は赤穂南幼稚園を取り壊し、跡地(敷地面積約2800㎡)に建設する。
当初予算では新園舎の基本設計費950万円、建設地となる赤穂南幼稚園の既存園舎解体設計費491万円、新園舎の実施設計費のうち25年度分の800万円を計上。実施設計費については継続費として2000万円(25年度分800万円、26年度分1200万円)を措置している。
美須津保育園は1976年建設で、S造平屋、延べ656㎡、定員90人。一方の赤穂南幼稚園はS造平屋、延べ729㎡で、定員120人。建築年度は適正配置対象10施設のうち最も古い73年。統合に併せて定員は減員するが、具体的な数字は現時点で未定。工事期間中、赤穂南幼稚園の園児は美須津保育園で受け入れる。この対応で美須津保育園を改修することは予定していない。
26年度は新園舎の実施設計をまとめるとともに、赤穂南幼稚園の解体工事を実施。27年度に新園舎の建設工事を行う。3カ年実施計画では事業費として26年度に5748万円、27年度に6億9618万円を見込んでいる。
なお、幼稚園・保育所の適正配置は小学校区単位で検討。同事業完了後には中沢保育園(中沢2410-1、1979年建設、S造平屋、延べ775㎡)について建て替えまたは移転を予定している。