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群馬県桐生市

新たに桐生武井東工業団地造成事業を発表

2025/04/22 群馬建設新聞


桐生市は21日、会見で新里町武井地区へ新規工業団地を造成する計画を明らかにした。3月21日には県企業局により事業化が決定。新団地は桐生武井東工業団地で、開発面積約7・9ha規模の団地造成を計画する。2025年度は県企業局が用地買収を行う。土地の取得が完了後に測量設計に進み、内容がまとまり次第、造成工事を始める。完成は27年度末を予定する。

会見で荒木恵司市長は「市の工業団地が完売していることを受けて、他にできる場所はないのかという声を聞いていた。県との調整が済んだだめ、発表できることとなった」と述べた。

新団地は、新里町小林地内ほかに位置する桐生武井西工業団地の東側へ造成することとなる。アクセスは北関東自動車道伊勢崎ICから北へ約7・5㎞、国道50号まで約4・1㎞となる。

造成については、開発面積約7・9ha、分譲面積約6・9haの規模を想定し、総事業費は12億3500万円を予定している。今後は県企業局が用地を取得し、譲渡契約などがまとまれば測量設計業務に着手する。造成工事も順調に進めば26年度から計画していき、27年度末の完成を目指している。

分譲については、想定する企業数が現段階で4区画から6区画としており、28年度中の分譲開始を目指す。進出企業は未定としている。

県企業局と市および桐生市土地開発公社の三者で連携して進めていくため、18日には「桐生武井東工業団地造成事業に関する協定」を締結した。

新規造成は、市内にある他の工業団地がすでに分譲を終えていることに加え、魅力ある雇用の創出を目指して新たな産業用地確保のために計画した。

新団地周辺に位置する武井西工業団地は22年1月に完売した。総面積は14・4ha、分譲面積は約11haの規模。16年度に造成工事を行っており、工事を2分割で入札して現・三興エンジニアリング(桐生市)および大川建設(桐生市)がそれぞれ受注した。測量設計は高崎測量(高崎市)が手掛けている。

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