国土交通省が、2024年度末時点における建設許可業者数の調査結果をまとめた。全国の建設業許可業者数は48万3700業者で前年度比4317業者増(0・9%増)。このうち県内建設許可業者は1万1757業者で、同比69業者増(0・6%増)となり、2年連続で前年度を上回った。
県内の建設許可業者数は、大臣許可が118業者(一般77業者、特定65業者)、県知事許可は1万1639業者(一般1万1198業者、特定975業者)となる。広島県(1万2092業者)に次いで、全国12番目の水準。許可業者数は2カ年連続で前年を上回ったものの、最も多かった00年3月時点と比較すると22・3%減少している。
全国の許可業者数については、18年度以来増加傾向だったが、22年度に減少。今回は2年連続で増加した。ピーク時の00年3月時点と比較した業者数は11万7280業者減(19・5%減)となっている。
24年度に新規で建設業許可を取得した業者は1万6164業者で同比103業者減(0・6%減)。建設業許可を失効した業者は1万1847業者で同比15業者増(0・1%増)。このうち廃業の届出は7252業者、更新手続きを行わずに失効した業者は4595業者となっている。
許可業者を業種別で見ると、数が多い上位3業種は「とび・土工」18万3700業者、「建築工事業」14万3593業者、「土木工事業」13万1889業者で、割合は例年と変わっていない。
関東甲信越地区の許可業者数は、多い順から▽東京都4万4655業者(全国1位)▽神奈川県2万9464業者(同3位)▽埼玉県2万4592業者(同5位)▽千葉県1万9134業者(同9位)▽茨城県1万1757業者(同12位)▽新潟県9384業者(同14位)▽長野県7674業者(同18位)▽群馬県7438業者(同19位)▽山梨県3533業者(同42位)―。