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災害備え土のう製作 中央市建設協力会が提供

2025/07/16 山梨建設新聞

 中央市建設協力会(深沢靖幸会長)は4日、水害時の応急対策に使う土のうを製作し、市へ提供した。市民の防災対策に活用してもらおうと、この時期に毎年実施。厳しい暑さの中、早朝から土のうづくりに汗を流した。

 深沢会長は「この活動は10数年続けている。全国的に集中豪雨による災害が発生する中、対策の一助になれば」とあいさつ。駆け付けた中央市の望月智市長は「災害はいつどこで起こるか分からない。土のうがあることは非常に心強い」と感謝した。

 田富・玉穂・豊富各地区の災害資材置場に出向き、土のうを補充したり土のう袋を交換したりした。田富地区には新山梨環状道路の高架橋下に資材置場が設けられており、補充用の砂も大量に保管。有事に市民に開放し、浸水対策に役立てている。

 この日は土のうの減り具体をみて現地で約40袋を製作、補充した。土のう袋は数年で劣化するため市役所玉穂支所では、保管されている土のうを新しい袋へ入れ替えた。

 市危機管理課の内藤広人課長は「中央市は笛吹川と釜無川に挟まれた地域で低い場所にある。応急的に使える土のうを有事にすぐに作るのは難しい。こうして事前に対策していただけるのは本当にありがたい」と謝意を示した。

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