県木曽建設事務所は代行事業で実施している南木曽町道川向梛野線・高瀬橋架け替え事業で、橋脚工事などに使用する延長52mの仮桟橋設置工事を8月下旬にも公告する。24日の建設部建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格を決めた。入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)。参加基本要件は土木一式1021点以上、県内本店。発注規模は税込み予定価格1億8000万円以上5億円未満。
工事概要は仮桟橋設置工L52m×W10m(鋼重量W294.3t)。右岸と橋脚設置箇所の付近を結ぶ。同種工事要件で「鋼製品による杭橋脚工事または鋼製品による土留め・仮締め切り工事または鋼管矢板基礎工事の実績」、技術者要件で主任(監理)技術者に1級土木施工管理技士または同等資格者の配置を求める。開札予定時期は9月中旬で、工期は約390日。
工事名は「令和7年度地方創生道整備推進交付金(代行)工事」((町)川向梛野線 南木曽町 高瀬橋1工区)。
同事業では現在、右岸側橋台(A2)の工事が名工土木(南木曽町)により進められている。工期は本年12月。国道19号と接続する左岸側の整備については国と協議中。整備・建築課は「協議の進捗にもよるが、本年度は仮桟橋のほか、左岸側橋台もしくは橋脚の仮設工を発注できれば」と話した。
新橋は上部工が2径間連続鋼非合成箱桁L117.9m×W5.5(6.5)m、下部工が逆T式橋台2基、壁式橋脚1基。詳細設計はタイヨーエンジニヤ(東御市)が策定した。