太田市は新規事業である金山再生プロジェクトに着手する。東山公園親水広場(金山町25)トイレの建て替え工事や遊歩道整備を計画、9月までにトイレの建て替え工事設計を委託する。併せて、遊歩道整備工事も条件付き一般競争入札で公告する。現在、直営で設計を詰めている。当初予算では、建て替え工事に向けた設計委託料300万円、総工事費に7044万8000円を計上した。
金山再生プロジェクトは事業期間を25年度から28年度と設定しており、公園整備や遊歩道の改良、トイレの建て替え、植樹などを計画している。総事業費は1億4000万円を想定。寄付金の募集も進めており、事業の財源として活用する。
本年度は、トイレが老朽化しているために建て替えを実施する。施設の詳細は設計で詰めていく。
また、ぐんまこどもの国(長手町480)西側に位置する金山遊歩道の更新工事も実施する。木製の階段歩道が老朽化や雨水などの影響により腐食や劣化が生じているために整備を進める。直営で設計を進めており、実施延長など詳細はこれから決定する。
今後の工事としては、引き続き遊歩道の更新を行うほか、寄付が一定金額集まれば大光院北の市有地に桜の植樹やあずまやの建設も行う。対象地は約2000㎡の規模。
金山遊歩道は市のシンボルである面積360haの金山の中にあり、総延長は約1万400m。大光院や金山の森キャンプ場なども付近に位置しており、観光客も多く訪れることから遊歩道を整備することで利用者の安全性や利便性を向上させる。同プロジェクトは、太田市商工会議所など各種団体と協力し、官民連携事業として行うもの。現地調査を基に伐採や樹木の育成など保全活動も実施する。