県峡南農務事務所は、大同地区大同排水機場改修工事その2を予定している。工事は総合評価方式の一般競争入札を執行して発注する見通し。入札公告の時期は8月中を目指す。
市川三郷町黒沢436-2に位置する同排水機場のポンプ改修に合わせて、建屋を一部直す工事を含んだ案件で発注する。
同排水機場は竣工から約40年が経過し、施設の内外部で老朽化が見られる。
現在備わるポンプの状態として、経年劣化により歯車の回転にばらつきが発生しているという。このほか、さびや塗装の剥離なども進んでいる。
県では昨今の異常気象に伴う集中豪雨に備えるため、施設の維持工事として進める。
今回の工事では既存ポンプの整備と一部機器の更新を行い、水の吸い込み機能の向上を図る。
対象となるポンプの概要は160・2立方m/min、φ1200㎜の1基。
建屋の補修では、老朽化により発生したクラックを埋めるなどの工事がメインとなる。
実施設計業務は葵エンジニアリングが担当。成果品は納品済み。
工期は約17カ月間を見込む。完了は27年度内を目指す。
なお、同排水機場では現在、既存ポンプの整備工事その1工事が進められており、工期は27年2月26日まで。施工は日立インダストリアルプロダクツが担当。
【写真=ポンプを改修し機能維持を図る大同排水機場】