県中部農業事務所渋川農村整備センターは、吉岡町上野田地内の滝ノ沢地区で行う農業用管路更新工事を近く一般競争入札で公告する。農村地域防災減災事業(特定農業用管水路等特別対策)として行うもの。当初予算で、2024年度の繰越と補正も含めて9402万6000円を確保している。設計は黒岩測量設計事務所(前橋市)が手掛けた。
主要地方道前橋伊香保線の北側に位置し、東西に広がる同地区での整備事業は、明治用水の第1および第2、第3調整池を利用した農業用水の管路が対象。区域内にはφ250㎜~φ450㎜の石綿セメント管が布設されており、φ250㎜~φ450㎜の硬質ポリ塩化ビニル管に布設替えを行う。全体計画は延長2500m、総事業費は3億4800万円を見込んでいる。
今回の工事は、主要地方道高崎渋川線バイパスの東側で、24年度施工箇所の東側の延伸。施工延長は合計約350mとなる。VU管φ450㎜で延長約100m、VP管φ250㎜では約100m、VU管φ250㎜については約150mの施工を予定する。工事期間は約6カ月を想定している。
今後は、今回施工箇所の北側および工区西側に位置する、高崎渋川線バイパス西側の箇所での施工を計画しており、発注は26年度を予定している。事業完了は26年度を目指している。
24年度は勝野建設(吉岡町)と飯塚組(吉岡町)が整備を行った。