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国土交通省高崎河川国道事務所,その他記事(公共)

高崎河川国道事務所は綾戸第1橋梁の上部工

2025/08/01 群馬建設新聞


国土交通省高崎河川国道事務所は、渋川市から沼田市にかけて整備を進めている国道17号綾戸バイパスについて、(仮称)綾戸第1橋梁の上部工工事を第2四半期に一般競争入札で公告する方針を示した。施工箇所は渋川市赤城町棚下地先となる。工期は約10カ月を見込んでおり、工事発注規模は3億4000万円から8億1000万円未満を想定。同工事は余裕期間制度(任意着手方式)の活用予定となっている。

綾戸バイパスは起点側の渋川市上白井から終点の沼田市岩本町までの2・3km区間で新設を計画。渋川市内に整備する(仮称)綾戸第1橋梁は東京側のトンネルを抜けた上白井地内から利根川を渡り左岸側の赤城町棚下地内を結ぶ。橋長223m、有効幅員は車道部8m、歩道部2点5mの10・5m。上り線側に歩道を設置する。

バイパス整備は利根川に沿った急峻な地形となっている綾戸地区において、カーブが多く見通しの悪い区間を解消するとともに、落石などの危険性がある区間を回避し交通の安全確保を図ることを目的とした防災バイパス事業となる。本年度については綾戸第1橋梁上部工事に着手するほか、調査設計、用地買収、改良工事、橋梁下部工事も推進する計画としている。

改良工事については棚下地区改良その1工事として、掘削工、路体盛土工、PC橋工などを内容に瑞穂建設(渋川市)が受注している。

今回発注の同橋は鋼単純上路式トラス橋とPC4径間連続ホロースラブ橋で構成する。検査路製作工、輸送工、橋梁付属物工、仮設工などが内容となる。

綾戸第1橋梁の架設に向けた設計はエイト日本技術開発(岡山県岡山市)がまとめた。これまでに橋梁下部工その3工事を2023年度に佐田建設(前橋市)が受注。その2工事は下部工とともに掘削工、盛土工や補強土壁工などを内容とした道路改良工事などを含めて22年度に沼田土建(沼田市)が実施した。下部工その1工事は20年度に同じく沼田土建が手掛けている。

このほか、利根川、国道17号、JR上越線を一気に跨ぐ橋梁の整備も計画している。

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