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本間麻衣氏と小野組に/県内表彰者へ賞状伝達/国交省・人材協

2025/12/10 新潟建設新聞

 国土交通省と建設産業人材確保・育成推進協議会(人材協)が実施している「建設産業に関する作文」と「建設人材育成優良企業」の表彰における、本年度の県内対象者へ賞状が伝達された。8日に北陸地方整備局で伝達式が行われ、作文で優秀賞に輝いた本間組(新潟市中央区)の本間麻衣氏と、優良企業に選ばれた小野組(胎内市)の2者へ大坂剛建政部長から賞状が授与された。

 本間氏は入社4年目で、新潟本社の建築事業本部建築部工事課に所属。施工管理に携わり一級建築士の資格を有する。今回は「だれかのいのちを守る仕事」と題した作文を書いた。自身が建築を学びたいと思った動機を紹介しながら、施工管理の仕事の魅力を伝えており、将来、建設業に興味を持って業界に進んでくれる子どもたちが増えたらいいという思いを込めたという。

 小野組は「北陸建設アカデミー」を設立し、地域企業の新卒者や若手を対象とした建設業の合同新人研修、技能講習を実施して人材育成に貢献。入社時の合同研修やエルダー制度、若手社員との交流により新卒の離職者低減につなげている。また働きながら技術士を目指せるオンライン学び場「和合館工学舎」を設立、資格取得のサポートにも取り組んでいる。小野貴文社長は「まだまだ課題は多いが、今後も頑張って取り組んでいきたい。中学校や高校、特別支援学校、専門学校との連携も強化したい」と話した。

【写真=(左から)本間氏、大坂部長、小野社長が記念撮影】

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