長岡市の関越自動車道長岡ICで1日、道路管理者4機関による除雪相互支援合同現地訓練が行われた。2017年に4者が締結した覚書に基づく大雪時の除雪支援の連携確認を目的としたもので、IC部での除雪機械の円滑な走行、料金所の通過など一連の動きの進め方を相互に確認した。
はじめに北陸地方整備局長岡国道事務所の平塚洋一郎管理第一課長が、訓練全体の概要を解説した。「22年12月の長岡と柏崎の大規模滞留発生を踏まえ、23年の検討会でICへのアクセス道路の除雪対応の明確化・緊密な連携が提言され、それに基づく訓練」と述べ、①国が高速道路本線部の除雪を支援②県がICランプ部の除雪を支援③長岡市がIC部付近の市道を除雪④IC付近の国道除雪をネクスコが支援する―の4パターンについて、①から時間差をおいて順に進めると説明した。
訓練は各機関の代表者が携帯電話で支援要請するところから始まり、支援者側が除雪機械を派遣する道順などを報告。車両のランプ部への進入、料金所手前でのUターン、料金所通過など、パターンに応じた走行が確実に行われたかをチェックシートに書き込む様子が見られた。
長岡ICでの訓練は2年ぶり4回目の実施で、これまでに中之島見附IC、長岡北SIC、長岡ICで関係する道路管理者間合同で同様の訓練を行っている。
長岡国道事務所の林正樹副所長は「大雪時の物流の要は高速道路。その出入り口でのスムーズな除雪体制を確認する。連携して冬期の安全な道路交通を守っていきたい」と語った。
【写真=料金所での通過を確認】

















