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CCUS実感薄い9割/実態調査で課題浮き彫り/新潟建専連

2026/03/11 新潟建設新聞

 新潟県建設専門工事業団体連合会(新潟建専連、近喜男会長)は、2025年度の建設専門工事業実態調査の結果を公表した。CCUSについては、半数以上が加入し加入率が増加しているものの、9割弱が活用の実感が薄い、または無いと回答。加入後も6割以上が「期待通りではなかった」と答えるなど課題が浮き彫りになっている。

 調査は昨年10月に会員企業396社(回答数248社、回答率62・6%)に対してアンケート形式で実施。経営や従業員の状況などを聞いた。

 CCUSの加入状況については、58・1%が加入している一方、88・7%が「活用されている実感が薄い」または「実感が無い」と回答し、前回調査よりも割合が増加した。また加入後61・8%が「期待通りではなかった」とし、「期待通りだった」は2・8%にとどまった。さらに、40・7%が「期待できない・期待していない」と回答。「期待できる」とした15・3%とは大きな差があるという厳しい結果が出ている。

 休日制度に関しては、「完全週休2日」が前回調査から6・6ポイント増加して21・8%となり、初めて20%を超えたが、依然として「4週6休」が42・7%を占める。休日休めなかった時期は50・2%が7月~9月と答えた。賃上げについては70・6%が引き上げたと回答し、前回よりも2・1ポイント減少。多くの企業が設計労務単価の上昇が引き上げの理由としている。

 経営上の悩みでは「従業員(現業員)の高齢化と若年者の入職がない」が前回に続いて2年連続1位となり、2位が「従業員不足」、3位が「平準化した工事受注ができない」と続いた。従業員の過不足状況は、2~3割程度不足とする事業所が30・2%、1割程度不足は29・4%だった。本年度の新規採用、1年以内での中途採用は68・1%が「ない」と回答している。若手労働者が定着できない原因は「作業がきつい」が2年連続で1位となった。

 工事契約の価格決定に当たり、元請けからの指値での押し付けは19・2%で前回調査より0・7ポイント増え、依然として2割近い回答が寄せられている。

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