2021/12/09
魅力を伝える工夫を(群馬・TH)
魅力を伝える工夫を
▼建設業の魅力を広めようと、多くの事務所・企業が現場見学会を開催している。会場でよく行われているのは、重機の試乗体験。小学生などが臆しながらも、目を輝かせて操縦する光景は、ほほ笑ましい。高所作業車への試乗も人気アトラクションの一つだ
▼事業内容の説明ブースはどうだろう。はっきり言うと、説明する人によって当たり外れが激しい。話し手の手腕が問われる部分で、聞き手を飽きさせない工夫が求められる。資料を片手にダラダラと話すだけでは、かえって興味がそがれてしまう。面白おかしく伝えるには相当のテクニックが必要だ
▼福島県土木部県北建設事務所が面白い企画を実施した。同事務所が発注した泡吹地、関場の両トンネルの工事において、施工者と協力して現場見学会を開催。地元の小学生を招き、現地でトンネルの作り方などを説明する。施工中の現場では、迫力あるドリルジャンボを間近で見学した
▼ここまでは、よくある現場見学会の様子。秀逸だったのは、この後のサプライズ企画だった。現場でダイナマイトが盗まれる大事件が発生、児童たちが「こどもトンネル探偵団」を結成し、ダイナマイトの行方を追う内容だ。小学生に人気の謎解きと現場見学の合わせ技となっている
▼捜査を進めていく段階で、監視員やプラントマン、抗内員、火薬係、機械工など、さまざまな職種の人から聞き取りをするシナリオ。児童たちは情報を手掛かりに、犯人像を絞り込み、無事にダイナマイトを回収したとのこと。魅力を伝える一工夫によって、参加した児童の思い出に残ることは間違いないだろう。(群馬・TH)















