2007/08/06
東京都尾田港湾局技監就任会見

◎コンテナバース増強を
◎尾田俊雄技監が就任会見
◎東京都
東京都港湾局の尾田俊雄技監が就任会見を開いた。「コンテナの数も増え、船の大型化が進んでき
ている。さらに船舶の大型化に対応するようコンテナバースの整備、増強を検討しなければならない
。また物流だけでなく、環境面にも配慮しなくては」と抱負を語った。
港湾施設の改修・改良には「19年度を初年度とする10カ年の海岸保全施設緊急整備計画をまとめ、
事業を進めている。防潮堤や水門、排水機場など緊急を要するものについて、老朽化対策と震災対策
を実施していく。事業費は、10年間で約1000億円を見込む」と整備計画の概要を示す。
また東京港の国際物流機能強化へ「第7次改訂港湾計画に盛り込まれた水深16mの岸壁整備を早
急に進めなければ。当面は中央防波堤地区の増深を検討していく。専門家の意見を聞きながら、ター
ミナルのあり方を考えたい」と船舶の大型化への対応策を語った。
お台場ライナーふ頭周辺については「2カ年かけて検討会を行い、現況調査や基本計画の検討を進
めていきたい。利用者ニーズを課題になるのでは」と再編への見通しを述べる。
昭和30~40年代までに整備されたものが多く、老朽化が進む港湾施設は「港湾施設改良費統合補助
事業により、補修・改良を実施。規模要件があり、条件の緩和などを国へ要望している」と話す。