2016/07/16
JC次期建設部会 楠本隆文氏インタビュー「新たな未来へ挑戦」

来年1月から日本青年会議所(JC)の次期建設部会長に就任する楠本隆文氏が建設専門紙のインタビューに応じた。設立50周年を迎えるJC建設部会は来年から次なる100年に向けて新たな一歩を踏み出す。第51代部会長として所信に「挑戦~あらたなる未来へ~」を掲げる楠本氏は、四国からは初選出の部会長となり、「やりがいに燃えている。世のため人のため、建設業界のためにできることをやっていきたい」と抱負を語った。
100周年への取り組みについて楠本氏は「まずは会員の拡大。今現在、建設部会は27ブロックあるが、全都道府県に設置した形で100年目を迎えたい。また、建設業界の魅力も発信していく。われわれの業界は担い手が不足しており、将来的には、ますます深刻な問題になると思う。建設業界が働きがいのある、格好いい仕事だというメッセージを発信していきたい」と意欲をみせる。
国際的な活躍も進める見通しで、「現場で仕事をする労働力が不足していると感じる。海外の労働者と共に汗を流すパートナーシップを結べるような関係づくりをしていきたい」と話す。5月にはベトナム・ハノイへ行き、現地送り出し機関を見学し、意見交換するなど精力的な活動を行っており、来年度も続ける意向だ。
100周年に向け、新たなかじ取りを担う楠本氏と、JC建設部会の今後の活躍が期待される。
くすもと・たかふみ
2001年松山大学経営学部卒、明和クリーン(徳島県三好市)入社。14年6月から代表取締役。1977年5月生まれの39歳。徳島県出身。