2005/08/25
東京都総務局長・高橋功

総合調整機能を発揮
高橋功総務局長インタビュー
東京都
7月16日付で東京都総務局長に就任した高橋功さんは、「身の引き締まる思いです。総務局に対す
る各局の期待はこれまでになく強い。総務局本来の総合調整機能を十分に発揮して、これまでの経験
にはこだわらず、白紙の状態で取り組んでいきたい」と、力強く抱負を語る。
一部で切迫が指摘されている首都圏直下型地震への対応については、「現在、平成9年策定の地震
被害想定を見直しています。7月23日の千葉県北西部地震では、東京において13年ぶりに震度5強を
観測しました。交通機関のマヒやエレベーターの閉じ込めなど、都市型災害の特徴が顕著に現れまし
たので、この部分も、見直しに反映させていきます」と、取り組み状況を説明する。
都も例外でない団塊の世代の退職問題については、「大量退職は、都庁組織のあり方にも大きな影
響を及ぼす。これに対し、大量採用による人材確保という方策は取りません。定数の削減や人材育成
による少数精鋭主義の徹底で臨む考えです」と語り、「都政の守備範囲や仕事の仕方を大胆に見直す
」ことを言明した。
好きな言葉は「誠心誠意」。「何事もバランスが大事。仕事も、徹底的に集中してやる時と、何か
をイメージする時という風に、緩急をつけながら取り組んでいます」。