2006/08/09
国交省平田鉄道局長就任会見

「関係局と連携を」
平田鉄道局長が就任会見
国土交通省
国土交通省の平田憲一郎(ひらた・けんいちろう)鉄道局長は9日に就任会見を行った。「昨年は
、福知山線脱線事故、羽越(うえつ)線脱線事故があった。鉄道の利便性向上は大切だが、大前提は
国民の安全・安心を確保すること。鉄道行政の最大の使命である。国民の信頼感へ適格に対応してい
きたい。また、鉄道局の中だけで考えていると煮詰まってしまうので、関係各局、各省との連携強化
を進めていきたい。例えば、鉄道のテロ対策は、警察庁との連携を密にしていかなければならない。
また街づくりと一体となった駅づくりでは、都市・地域整備局と連携強化を進めていきたい」と抱負
を述べた。
鉄道施設の耐震化に関しては、「新幹線の高架橋柱について20年度までに耐震補強を完了させる
予定だったが、新潟県中越地震を踏まえて、1年前倒しする。19年度までに概ね完了させるように
。18年3月末現在で、約9割の補強を完了している。また在来線の高架橋柱は、大都市圏で列車本
数の多い路線を対象に進めている。18年3月末現在、6割強で完了している状況」と話している。