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東京都あきる野市

新庁舎建設で実施設計への早期移行を目指す、基本設計は佐藤総合計画

1998/06/30 東京建設新聞

 あきる野市は新庁舎建設について、実施設計への早期移行を目指している。佐藤総合計画(墨田区03-5611-7201)が担当する基本設計は今月末までの完了を目途としているが、議会等の協議・調整が長引いているため、実施設計への移行は当初見込みより二~三カ月程度遅れる可能性が出ていきている。具体的なスケジュールは、現段階では不透明。

 今後の作業の進捗次第では年度末着工も難しくなってくるが、市では遅れが生じた場合も工期(当初予定では二五か月)の圧縮を図り、目標の十三年度開設に間に合わせる方針。当初予算では実施設計費九、五二八万円、仮設庁舎改修等工事費一億六八〇万円、建設事業債務負担行為六〇億八、五三一万円(十~十二年度)を計上。仮設庁舎関連は、今後の検討作業の中でめどがつき次第、年内にも着手を目指す。

 建設地は、二宮三五〇の現秋川庁舎用地に隣接地を加えた敷地約二万㎡。基本計画段階では、新庁舎本体はアトリウムを設けたSRC造地上七階地下一階建て(耐震構造及び部分床免震)、延べ床一万二、六〇〇㎡規模を予定。このほかに福祉会館(現第五庁舎を再利用)、防災センター、ヘリポートを併設する駐車場などを整備する。



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