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埼玉県越谷市

しらこばと運動公園第2期整備で造成・多目的広場・外周道路を10年11月下旬にも工事発注

1998/08/31 埼玉建設新聞

 越谷市は、陸上競技場兼サッカー場を核とした、しらこばと運動公園第二期整備事業のうち、九月補正予算に造成と多目的広場、外周道路の工事費を計上し、十一月下旬にも工事発注する構え。本体工事は十一年度当初予算で設定し、九月議会の承認を経て着工。二か年継続事業で整備し、十三年秋のオープンを目指す。発注にあたってはメーンスタンド、トラック、照明など、三~四分離にして発注する方針。

 九月議会で補正を予定しているのは造成、サッカーサブグラウンドやソフトボール、(二面)、臨時駐車場などに利用する多目的広場と幅員六mの外周道路。整備は砂利舗装程度で延長は約八〇〇m。本舗装は十一年度に行い、植樹帯も設ける。

 一方、十一年度から着手する陸上競技場(第三種)兼サッカー場は、トラックが全天候性ウレタン舗装(四〇〇m×九コース)と、サッカー兼用フィールドは一〇五m×六八mで、天然芝を施し、地下部には透水管を埋設。観客収容数はメーンスタンドが一、三〇〇人、芝生席を合わせると七、〇〇〇人となる。付帯施設は更衣室、シャワー室、控室、トレーニングルームなどを配置し、照明柱は四本で、照度は合わせて三五〇ルクス。同施設は平成十六年の埼玉国体サッカー会場として利用されるほか、二〇〇二年ワールドカップのサブグラウンドとして利用することも検討されている。

 このほか、雨水調整を兼ねた修景池は一万九〇〇tの容量。駐車場は一五三台、駐輪場八〇台。また、憩いの広場、プロムナード、エントランス広場なども整備。さらに、既設の少年野球専用の野球場(両翼六一m)も一部拡張整備する。総事業費は五〇億円を試算。

 第二期整備は、すでに供用している第一期整備区域と県しらこばと水上公園に挟まれた小曽川、砂原地区で面積は八・三ha。

 設計は日本総合計画研究所(千代田区)。



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