日本銀行（中央区日本橋本石町二丁目一－一）は戸田市美女木東一丁目二－一地内に『本店発券施設』を新築するが、今月十四日に大手ゼネコン三社ずつの四ＪＶで建築工事を入札することが明らかになった。

　ＪＶの提出は終わっているが、入札終了後まで編成メンバーは未公表。指名されたゼネコンは、（株）大林組、鹿島建設（株）、（株）熊谷組、（株）鴻池組、佐藤工業（株）、清水建設（株）、大成建設（株）、（株）竹中工務店、戸田建設（株）、西松建設（株）、（株）フジタ、前田建設工業（株）の一二社。

　十月末ごろに着工し順調ならば十四年四月に竣工し、十五年四月には運行を開始する予定。

　施設は三万一、〇〇〇㎡の敷地内にＳＲＣ造五階建て、建築面積約一万七、〇〇〇㎡、延べ床面積五万二、〇〇〇㎡の規模を想定している。

　同事業は、これからの銀行券取り扱い量の増大に対応すべく、新発券施設を首都圏で東京都内の本店に近い戸田市に造るというもの。対象業務は銀行券の受払い、監査、保管等。

　なお、設計は日建設計（大阪市）・松田平田（港区）・三菱地所（千代田区）が手掛けた。