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埼玉県産業労働部

『川口・東葛地域』の基盤的技術産業集積活性化計画が大臣承認

1998/09/30 埼玉建設新聞

 県労働商工部は『川口・東葛地域』の基盤的技術産業集積活性化計画が通産省および建設省各大臣承認されたことを明らかにした。

 承認されるまでの経過は九年六月に『地域産業集積活性化法』が施行され、本県で最も基盤的技術産業が集積している川口市、草加市、蕨市、戸田市、鳩ケ谷市、八潮市、三郷市の七市について補助、融資、税制等の支援策活用を図るべく千葉県知事と連名で国へ申請。このほど大臣承認が得られたというもの。

 対象地域は本県の川口地域七市と千葉県の市川市、船橋市、松戸市、野田市、柏市、流山市等九市二町の東葛地域、計一六市二町、可住地面積は六万三、七三四ha。

 同地域の計画概要は、二四九業種事業所数六、一三九、工業出荷額は二兆五、〇三二億。鋳物、プラスチック、ゴム、粉末冶金等の製缶板金、プレス加工といった金属加工系等が複合的に集積しているのが特徴。

 同計画を支えるための道路整備では、インターチェンジへのアクセス道として国道二九八号(三郷市)が、また、区域相互の連絡道として都計道環状栄町飯塚町線(川口市)、同草加三郷線、同大宮東京線等の促進をあげている。

 活性化のために、県は川口市に工業技術センター(仮称)、千葉県は東葛テクノプラザ(柏市)等を整備する。



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