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埼玉県

さいたま新都心タワーの着工は12年4月、アンテナ標高520m、総事業費250億円

1998/09/30 埼玉建設新聞

 さいたま新都心に東京タワーをしのぐ『さいたま新都心タワー』(SST)建設に向けた企画会社『さいたまタワー(株)』の設立発起人会が二十八日、浦和商工会議所で開かれた。同社は十月中にも設立し十一年三月には事業会社を設立する。SSTはアンテナ標高五二〇m。三六〇m地点には展望台を構想している。着工は十二年四月、十三年三月の完成を目指す。総事業費は二五〇億円。

 新会社の資本金は二五億円。新日鉄、日立製作所、日立電線、日本電気、あさひ銀行、セコムほかが四九%、県、市、日本開発銀行が五一%で構成。企画会社設立後の事業会社は増資あるいは別組織として設立する。

 発起人会後に行われた説明会によると、建設地は新都心内の南側中核施設群地区(二・四ha)。施設は十三年度末に開始される地上デジタル放送に対応するため、パラボラアンテナ(約二五〇基)やTV用、FM、MCA用の各アンテナを設置。このほか、レストラン、県の観光PR施設等を内包する予定。

 基本設計は新会社から委託され、実施設計は十一年度を予定。

 基本計画レベルは、計画研究所コスモプラン(港区)が作成。



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