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埼玉県

三郷インターA地区土地区画整理など3事業を付議、10~11年度の事業認可目指す

1998/10/30 埼玉建設新聞

 あす、三十日に開かれる県都市計画地方審議会で、県東部地区では三郷インターA地区土地区画整理事業、宮代町仏道土地区画整理事業、大利根町野中土地区画整理事業と、松伏町に県が整備する緑の丘公園事業計画が付議される。都市計画決定後、三郷インターA地区、宮代町仏道地区は年度内、大利根町野中地区は十一年度の事業認可を目指す。また、緑の丘公園は、十一年度から用地取得作業に着手する。各事業の概要は次のとおり。

〔三郷インターA地区土地区画整理事業(組合施行)〕

 施行区域は三郷インター北側八六・三ha。

 都市計画道路は、天神笹塚線(W二九m、L七二六m)、南蓮沼泉線(W二七m、L七〇〇m)、、彦倉線(W二一・五m、L二三〇m)、彦倉天神線(W二九m、L六九〇m)。いずれも幅員四mの歩道を設ける。路線は彦倉線のみ二車線で、ほかは四車線。

 公園は一万三、五〇〇㎡の近隣公園が一か所。街区公園は二、五〇〇㎡規模を二か所と二、〇〇〇㎡、六、五〇〇㎡規模を各一か所。調整池は七万㎡と二、〇〇〇㎡で、総容量は七、二〇〇t。

 高次商業用地一四・六haにはダイエーが進出。規模は三階建て規模で延べ床面積一四万二、〇〇〇㎡を想定。

 業務代行は佐藤工業(中央区)。概算総事業費は二九一億五、〇〇〇万円。

〔道仏土地区画整理事業(組合施行)〕

 事業対象地区は、道仏地区ほか、宮代二、三丁目の一部で、面積は三二・七ha。

 計画は、県が整備を進める県道新橋通り線(W一六m)まで計画決定している宮代通線(W一二m)をW一四mで南部地区へ延伸。整備延長は約六〇〇m。決定済み区間の中須用水(W二m)にはボックスカルバートを布設。ルート上の姫宮落川と笠原用水は一スパンで橋梁を架設する。計画では、幅員一五m、橋長は約四五m。

 街区公園は一、三三〇㎡、一、五〇〇㎡、二、五〇〇㎡、二、〇〇〇㎡、二、七〇〇㎡の五か所。調整池は八、〇〇〇㎡規模となっている。

 事業計画書の策定作業は県都市整備公社(浦和市)、事業費は七〇億円を試算。

〔野中土地区画整理事業(町施行)〕

 事業面積は八六・三ha。

 区域内の都市計画道路は佐間下北新井線(W一六m、L一、一四〇m)、松永琴寄線(W一六m、L六四〇m)、中央線(W一二m、L一、七二〇m)

〔緑の丘公園〕

 予定地は、県道野田岩槻線、春日部松伏線をアウトラインとする松伏町大川戸および新川通地内。面積は二六・五haで、県営公園として整備。施設は約二〇mの山を築き、周辺に展望広場、花木広場、自然観察の森、冒険の森などを整備するほか、湿性植物園、大型休憩場、駐車場、サイクリングロード、散策路や調整池を兼ねた修景池などを整備する。コンサルタントはパシフィックコンサルタンツ(多摩市)。



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