県越谷土木事務所は、八条橋の架替えに伴う架設位置と取り付け部の道路予備修正設計をこのほど、大日本コンサルタント(豊島区)に委託した。
同橋の架け替えについては現在、既存橋から直上流部に架設または、左右両側の県道をオーバーパスする立体橋の二案で検討されており、今回の業務は、架設位置ほか、平面、立体両案を想定し、取り付け道路の測量などを行う。
このうち、立体案を採用する場合の県道葛飾吉川松伏線(三郷市)と、同平方東京線(八潮市)へのアクセスとなる市道合わせて九路線と水路二路線の縦断測量を行い、市道と県道の交差部などを検討する。測量延長は市道が合わせて約一、四九〇m、水路が三三〇m。道路予備設計は草加流山線が七〇〇m、平方東京線と葛飾吉川松伏線はともに四〇〇m。
同業務を基に、三郷、八潮両市で協議を進め、架設法を決定次第、地元説明、測量業務などに着手する。このため、橋梁部の詳細設計は早くて十一年度となるもよう。
新橋の規模は当初計画で橋長二〇〇m、一六m(両側歩道三・五m)規模を想定。平面の場合は右折帯を設ける。
工法検討業務は昨年度、大日本コンサルタントがまとめている。