記事

事業者
群馬県草津町

運動茶屋公園道の駅整備で新たにベルツ記念館・草津高原植物資料館・横断歩道橋等を整備

1999/06/30 群馬建設新聞

 運動茶屋公園道の駅整備計画で草津町事業部は、ベルツ記念館、草津高原植物資料館、横断歩道橋等を新たに整備する計画概要を明らかにした。これらの施設を10年建設された道の駅周辺に整備することで、草津の玄関口となっている運動茶屋公園の一層の充実を図り、オールシーズンに渡る集客にも寄与するものと期待されている。今後、建物等の実施設計に着手し、9月の工事発注目指して作業を進めていく。

 これは、料金所跡地を活用した草津運動茶屋公園道の駅整備の一環として行われるもの。国際リゾート地を目指す同町は、草津国際スキー場を中心とした冬季のシーズン以外にも、グラススキー、トレッキング、パターゴルフ、そして草津夏期国際音楽アカデミー開催など、オールシーズンに渡って観光客が楽しめるよう魅力ある企画が計画されてきた。

 今回計画されている施設は、10年建設された温泉観光協会・道の駅レストハウス(S造一部W造2階建て、延べ251・03㎡)、そして日独ロマンチック街道資料館(RC造一部W造2階建て、延べ251・03㎡)、さわやかトイレ(RC造一部W造平屋建て、延べ51・00㎡)の周辺に計画されているもの。整備内容は、日独ロマンチック街道資料館の北隣に、草津町の高山植物等を展示する草津高山植物資料館(W造平屋建て、延べ219・44㎡)、そして国道292号を挟んだ向かい側の道路管理事務所の北側にベルツ記念館(S造2階建て、延べ524・26㎡)の2つの建物と、これらを結ぶ横断歩道橋(約30m)を整備する。

 ベルツ記念館には、同町と姉妹都市、友好都市、姉妹温泉を結んでいる国内・国外の各地を紹介する資料も合わせて展示されるほか、それぞれの建物にはショッピングセンターが併設される。

 横断歩道橋は、本来の機能のほかに、内部にすべり台を設置したり、デザインにも配慮されたものとなっている。

 また、道の駅だけでは駐車スペースが不足するため、新たに約50台収容可能な駐車場の建設や、遊歩道の整備も計画されており、総事業費は約4億円。今後、実施設計に着手し、9月にも工事を発注し、12年4月のオープンを目指していく。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら