分倍河原駅周辺地区整備計画で府中市は、今年度の事業推進としてAブロック地権者を対象とした勉強会を予定している。コンサルタント業者から講師を招き、計五回の会合を計画。また事業の一環として同駅構内のトイレ整備も予定している。当初予算では工事に対し補助金二、一八九万円を計上した。
整備計画の対象区域は、分倍河原駅を中心とした周囲約二二h。区域内は京王線とJR南武線とにより分断されており、AブロックからDブロックまで各地区それぞれの整備手法を要する。市では商店街のある駅北東部、Aブロックを先行して事業を推進する考えで、昨年度にも勉強会を実施している。
Aブロックでは再開発ビル建設あるいは商店街近代化を中心に駅前交通広場、駐車場、駐輪場などの整備を計画。このほかに細街路の拡幅や行き止まり道路解消、商店街歩行者専用道路設置などの整備案を掲げている。
当面は勉強会により、どのようにまちづくりを進めるかを検討。地権者の合意を得た段階でコンサルタント業務を民間に委託し、事業の具体化を図る。
Bブロックでは業務機能の充実・強化、C・Dブロックでは居住環境保全及び交通環境改善を目指している。ほか駅舎改良整備として乗降口の増設や自由通路整備も進めていく考え。
駅構内トイレ整備の着工時期については現段階では未定。整備は京王線構内の事務所横に男女別トイレを設置、またJR立川行きホームに男女兼用を設置する。
分倍河原駅改良調査は、パシフィックコンサルタンツ(多摩市042-372-0111)が担当した。