赤城山頂温泉建設事業を所管する県企業局施設課は、当面の利用方法となる緑風荘への送湯管路工事の実施設計を10月にも外注する。これが固まり次第工事を発注する方針で、当初予算へ事業費4億円余りを確保している。
さらに、本格的な温泉利用施設の基本構想を立ち上げる方針で周囲にある温泉施設及び関係機関と調整を図る。先行整備する送湯管路工事は、富士見村赤城山の小沼南側の「オトギの森」内で進めている温泉を大沼湖畔の緑風荘まで引湯する。距離的には約3km程度となりそうで、途中にポンプ施設を設置する。管種は温泉専用のPE管またはFRP管となる。
なお、温泉掘削は、住鉱コンサルタント東京支店(東京都新宿区歌舞伎町電話03-3205-6035)、引湯の基本設計を県温泉協組(前橋市紅雲町1-7-12電話027-221-4197)、引湯の測量を技研測量設計(前橋市下小出町1-15-3電話027-233-2761)がそれぞれ担当した。