秋津駅南地区再開発事業を構想する東村山市は、街区整備計画により駅前四haを三ブロックに分割した。今後は周辺での区画整理事業等導入も考慮しながら事業展開を図る。
対象区域は秋津町五丁目地内、JR武蔵野線、西武池袋線、志木街道に囲まれた地域。駅間の乗り換え時における交通安全面や利便性等が以前より問題視されている。
街区整備計画は、街区別整備指針の為の調査検討事項を探るため実施。JR新秋津駅前を中心とするAブロック(一・六ha)には中層住宅や駐車場棟を、西武秋津駅周辺のCブロック(一・五ha)には公共公益施設や駅前広場(三、四〇〇㎡)を配置。AブロックとCブロックの中間にあたるBブロック(九ha)は共同化商業施設を置く内容。AブロックとBブロックの間には公園設置も見込んでいる。
事業を進めるにあたっては、対象区域が清瀬市、所沢市と隣接することから、三市での話し合いの場を持ち、今後も調整を図っていく。また、同地区を含めた二三ha区域を総合的に整備するため、場合によっては今後土地区画整理事業を導入し、先行して整備することもありそうだ。
八年度までの調査は都市計画協会が担当。街区整備計画策定は都市計画協会(千代田区03-3262-3491)が担当した。