県企業庁は十八日までに、「企業庁本町合同ビル(仮称)」(宇都宮市本町三-六)の基本・実施設計業務を、来月初旬をめどに指名競争により入札執行する方針を明らかにした。工期は標準工期を若干短縮、八カ月程度となる見通し。設計委託費として九千万円を九月補正予算に組み入れた。工事は来年度下期発注、十三年秋の竣工を目指す。総事業費は三十二億円規模と試算している。
指名対象は、高度情報化に対応できるインテリジェントビルとするなど建設費も大規模なものとなるため、可能な限り、同種・類似のビル設計に経験のある設計者、コンサルタント会社となる。
委託項目はビル本体(S造耐火構造十階建て、延べ八、〇〇〇㎡)、本体、駐車場を含めた敷地(一、七〇〇㎡)内の配置、外構等の基本設計並びに実施設計。駐車場は、敷地内での必要台数を確保する。敷地の一部となる南第三別館等の解体設計は、時期をずらせて別途発注を予定している。