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茨城県住宅課

岩瀬曽根アパート建替・石川第二アパート住棟配置設計等を来月2日に入札執行へ

1999/11/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 県土木部住宅課は、来年度新規着工を見込む新設の岩瀬曽根アパート(岩瀬町)と建替の石川第二アパート(水戸市)の二団地について住棟配置設計等の入札を来月二日に行う。補正対応では年度内の着工も可能だ。また、老朽化アパートの建替方策を探るため、昭和四十年代に建てられた簡易耐火建築物の桜川テラスアパート(水戸市)、都和アパート(土浦市)、和田前アパート(日立市)の三団地についても、今月二十八日に基本住棟配置を県建設技術公社に委託する。

 岩瀬曽根アパートの指名業者は、匠建築研究室、団建築設計事務所、戸頃建築設計事務所、長塚建築設計事務所、一本杉建築設計事務所-の五者。建設予定地は西茨城郡真壁町曽根地内で、建設規模がPC造三階建て(片廊下型)一二戸二棟の計二四戸を見込む。

 石川第二アパートの指名業者は、パル綜合設計、ヤマト建築設計事務所、市毛建築設計事務所、崇建築研究所、早川建築事務所-の五者。水戸市石川地内の現住宅(一二戸)を建て替えるもので、規模はPC造三階建て(片廊下型)一二戸を予定。

 老朽アパートの建替え事業では、県の標準タイプであるPC造三、四階建ての配置について可能な組み合わせを検討する。

 三団地のうち、桜川アパート(水戸市見和五丁目)はRC造四から六階建て、都和アパート(土浦市都和二丁目)はRC造四から六階建てを立案。

 建替対象戸数は、桜川九六戸、都和九一戸、和田前(和田前テラス、和田前第二住宅、和田前第二テラスアパート)一〇〇戸。それぞれ団地内の全住宅を対象に年次計画を組んで段階的に建て替える。

 また、年度当初予定していた湖畔テラスアパート(水戸市千波町)については、敷地が変則的なため今年度の基本住棟配置の実施を取り止め、十三年度から始まる第八期住宅建設五か年計画のストック活用計画の中で方向付けを行う。

 実施が決まった三団地については今年度、入居者に事業説明を行い、限定された敷地内でどの程度のボリュームで住棟配置が可能か配置計画を探り、できれば来年度から具体的な設計に着手する考えだ。   



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