県緑化推進課は、9月補正予算で21世紀の森整備事業費として一、七五〇万円を確保、10年度に開催された第49回全国植樹祭で天皇陛下が御印象を詠んだ短歌「御製」を刻む御製碑を建立する。
外注方法については、決定していないがデザインを含めた一括となりそうで、指名競争入札あるいは随意契約となる。
また、時期については、年度内の完成を目標に準備を進めるとしている。この「御製」の揮ごうを21世紀を担う県内の小学校五、六年生から募集、一五一点の応募があり、特選には、大谷真奈美さん(館林市)、阿部祥江さん(同市)、井上優子さん(前橋市)、都木雅樹君(同市)が決定、この御製碑に使用される。
なお、21世紀の森は、沼田市と川場村にまたがる全体計画の面積が四二七ha。大部分を自然林として残す計画で、今回の御製碑を設置する芝生の広場(約四ha)の造成が完成している程度となっている。今後の整備計画については、明らかになっていないが、段階的な整備手法を採用し、年次計画で進める方針だ。