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埼玉県栗橋町

西部地区まちづくり、基本構想策定業務を玉野総合コンサルタントに委託

2000/01/12 埼玉建設新聞

 栗橋町は、西部地区のまちづくりに向けた基本構想策定業務を玉野総合コンサルタント・埼玉支店(与野市)に委託した。今年度は整備対象地区の現況を把握するとともに、地域住民や学識者らで組織する策定委員会を発足させる。業務は年度毎に予算計上し、13年度までの3か年計画でまとめていく。

 まちづくり構想対象地区は、高柳新田、高柳本田ほか、島川、佐間、河原台地内で、面積は約427ha。区域内にはテクノグリーン構想地区36・4haが含まれている。地元協議会は全体で組織されているほか、四地区で下部組織が形成されている。

 同地区内には、JR宇都宮線新駅の設置構想があることから、新駅を中心とした複合市街地の形成を目指すとともに、整備エリアが広大なことから、開発区域を絞り込み、商業、業務、住宅地などにゾーニングしていく事を基本方針に掲げている。事業手法については土地区画整理事業が有力だ。

 また、整備対象地区内に位置付けられているテクノグリーン構想では、産業ゾーンが計画されており、9年度にパシフィックコンサルタンツ(多摩市)が実施した調査では、産業立地の可能性は高いとされ、県企業局による工業団地整備方針案が示されている。候補に挙げられている誘致企業は食品、科学、機械製造業など。

 構想策定にあたっては、3月にも策定委員会を発足させ、地元住民らと意見を交わしながら作業を進めていく。

 西部地区まちづくり整備構想は、栗橋駅東地区周辺整備、豊田土地区画整理事業とともに、第三次総合振興計画に位置付けられたトライアングルプランのひとつ。



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