大宮市は、12年1月の運輸政策審議会(運政審)で答申された東西交通大宮ルートに伴う計画調査業務に着手、委託業者と近く契約を交わす。調査では、想定されるルートや構造検討ほか、導入が想定される中量軌道系システムの比較検討などを中心に基本構想を作成、将来の整備に向けた基礎資料とする。
同ルートで答申されたのは大宮-さいたま新都心-県営サッカースタジアム周辺までで、地下鉄7号線に結節させる計画。整備概算延長は延長約10kmで今後、整備について検討すべき路線の「B答申」に位置付けられている。
調査内容の主体となるのは答申ルートの線形、輸送、収支予測などを想定。また、1kmあたり5、000-7、000人の輸送量を対象とするAGT、ガイドウェーバス、モノレール、LRTなど中量軌道系システムの比較検討を行う。